呼吸とストレスにはどんな関係があるのでしょうか?
ストレスの分類
人間がストレスを感じる場面は多いですよね。
特に現代はストレス社会と言われており、日常のいろんな場面、例えば『仕事』『人間関係』『子育て』『自分の思い通りにいかなかった時』など・・・
それ以外にもたくさんストレスを感じることはあるでしょう。
ストレスの種類は、大きく4つに分けることができます。
精神的ストレス・・・人間関係、仕事
環境的ストレス・・・温度、湿度、気圧
科学的ストレス・・・食べ物、薬
このように見てみると、ストレスは私たちのとても身近にあると思いませんか?
ストレスをため込み過ぎると、いろんな身体の不調につながります。
ストレスと呼吸がどう関係するのか?
人間の身体に一番関与するのが『呼吸』です。
ストレスが呼吸に関係するの?と思った方もいると思いますが、呼吸なのです。
人は、ストレスを感じると前頭前野の機能が低下します。
前頭前野は、判断力、創造性、記憶力、集中力、制御など人間が生きていく上で欠かせない役割を司っている場所です。
このようにたくさんの役割を担っているために、ストレスを感じてしまうと機能が低下し、さらに悪化すると身体のだるさや鬱になりやすくなります。
そこに呼吸が関係してくるのです。
呼吸は感情と連動しており、嬉しいときは深くゆっくりな呼吸、反対に怒られたり焦ったりしたら浅く速い呼吸になってしまいます。
以前のブログでもお話ししましたが、無意識の内に呼吸が浅い呼吸をしている方は多いと思います。
当院に来られる初回の患者さんは、呼吸が浅くなっている方がほとんどです。
呼吸を深くするには?
では、呼吸を深くするにはどうすれば良いのか?と思いますよね。
答えは、『お腹周りの硬さを取ってあげる』ことです。
簡単に言うと呼吸が浅い人は、横隔膜の運動がしっかりできていません。
横隔膜は筋肉でできた薄い膜で、肋骨の下についていて呼吸をする際に膨らんだり縮んだりします。
この伸び縮みする力が、お腹のかたさや内臓のかたさで弱くなって呼吸がどんどん浅くなってしまうのです。
ですので、当院では内臓調整やお腹を緩めるような施術を行っていきます。
言葉にすると簡単なようですが、お腹が硬くなるのはつま先から頭までの歪みが原因となりますので、身体を全体的にみていく必要があります。
呼吸が浅くなりすぎる前に改善していきましょう。
家でできるセルフケアのオススメは『ため息』です。
ため息をつくのは、あまりいいイメージがないので意外に感じられますよね?
けれどため息は、深くゆっくりと呼吸が出来るようになるので是非意識をしながらやってみてください。