身体の柔軟性と炎症
みなさんは、身体の柔軟性はありますか?
身体が硬いと思わぬ怪我をしてしまったり、炎症がなかなか引かなくなったりします。
よく
『子どもの頃は柔らかかった』
『年のせいで硬くなった』
などの話を耳にします。
こういった理由で、身体が硬いのは年をとったから仕方がないと思っている人もたくさんいると思います。
しかし、実は身体の柔軟性が失われるのは年齢のせいだけではありません。
ではなぜ身体はどんどんと硬くなっていくのでしょうか?
身体が硬くなる本当の理由
身体が硬くなる理由はたくさんありますが、主に筋肉の緊張と筋肉の萎縮です。
身体が硬いということは、すなわち関節の可動域が狭くなっているということ。
筋肉の緊張
筋肉の緊張は、常に身体が緊張していて全身の血流が悪くなり、筋肉自体がとても硬くなってしまっている状態です。
例えば、デスクワークなどのパソコンを使った作業が多ければ、同じ体勢が続くことによりって血流の循環が悪くなり筋肉が硬くなってしまうのです。
筋肉の萎縮
筋肉は使わなければどんどん衰えていきます。
筋肉が衰えていくとどうなるかと言うと、少ない筋肉で身体を動かすことになるため、身体全体に負担がかかります。
その結果、筋肉の緊張が強くなる⇨筋肉が硬くなる⇨筋肉が使えず衰えるという悪循環に繋がっていくのです。
それでは具体的に、身体が硬いと起こりやすい不調にはどのようなものがあるでしょうか。
身体が硬いと起こりやすい不調
- 疲れやすい(寝ても疲れが取れない)
- 怪我をしやすい
- 姿勢が悪くなり臓器への負担が大きくなる(呼吸が浅くなる)
- 血行が悪くなり代謝が落ちる(胃腸不良、代謝低下)
ざっと挙げただけでもこのように、身体が硬いだけで様々な症状が出てきてしまいます。
特に問題になりやすいのが、寝ても身体の疲れがとれない人です。
人は寝て身体を治します。
今、十分な睡眠が取れていない人は、無理せず身体を休ませることが大切です。