逆流性食道炎とはどんな症状でしょうか?
逆流性食道炎とは?
- お腹が張る
- 胸やけ
- 胃もたれ
- ゲップが頻繁に出る
- 食後に気持ち悪くなる
- 喉が詰まるような感じがして、気になる
- 胸に熱いものがこみあげて来る感じがすると、しばらく治らない
皆さんは、このような症状が出た経験はないでしょうか?
その症状は、もしかしたら「逆流性食道炎」かも知れません。
これまでは40~50代の方に多い疾患と言われていましたが、食生活が変わってきた日本では、近年若者でも逆流性食道炎を発症する方が少なくありません。
どんな症状?
逆流性食道炎は、胃酸が食道に逆流して炎症を起こしてしまい、胸焼けなどの症状がでる疾患です。
食道と胃の間には下部食道括約筋と言われる筋肉があります。
正常な状態であれば、食べ物が食道と胃の境目に来た時だけ緩む仕組みになっていますが、逆流性食道炎の方はこの下部食道括約筋が常に緩んでいる状態にあるため、胃酸が食道に逆流してしまいます。
逆流性食道炎の原因は
当院では、逆流性食道炎になる原因は
「自律神経の乱れ」と「胃の硬さ」だと考えています。
自律神経が乱れるということは、身体が歪んでしまっているがために筋肉が常に緊張状態、つまり筋肉が固くなってる状態です。
自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、この常に過緊張している状態は、交感神経が優位になっているので身体がリラックスできなくなっています。
更に胃の動きは、手足の筋肉のように意識して動かすことは出来ません。
ではどう動いているかと言うと、これもまた自律神経によって動かされています。
となれば自律神経の乱れは、胃の正常な働きも乱してしまうということになってしまうのです。
もう一つが胃の硬さです。
胃も筋肉で出来ていますから、肩こりや首こりと一緒で凝り固まってしまいます。
胃が固くなってしまうと、胃の動きが悪くなり、血流が悪くなり、消化が悪くなり、疲労も取れなくなります。
食生活を改める事はもとより、身体面でも胃を柔らかくして体内循環を良くし、回復機能をUPさせることが逆流性食道炎を改善させる近道と言えるでしょう。